ラノベを富士見ファンタジア文庫に応募してみたら一次審査通過した話:結局のところ1文字1文字の積み重ね

※過去に別ブログで掲載していたもののサルベージです。多少リライトしてあげなおし。

「ファンタジア大賞」

自分が応募したのは、2012年の「ファンタジア大賞第24回前期」です。
応募総数1113本
一次審査通過150本

↑ココの「一次〜最終選考結果」タブのほうの
「第24回前期ファンタジア大賞 一次選考結果発表!」の中の、下のほうのどこかにいますw

初めてマトモに小説というものを書いて応募してみたんです。この時。
一次審査通過して、逆にびっくりなとこありました。応募総数から絞り込まれた件数もまあまあ少ないし…

そもそもなぜ書こうと思ったか

歌が好きだったんです、趣味が歌っていうか。よくカラオケ行ってました。
ある時、喉の病気になって、声帯を手術したんですよ。

そしたら、思い通りに歌えなくなってしまってですね。カラオケ行ってもうまく歌えないし…バンドでボーカルもやってたんですけど…
なんか全部イヤになっちゃって。

↓コレ!

で、やること無くなったというか…多分ヒマになったんでしょう。
フッと「小説書いてみようかな。ラノベにしようかな」と思い立ったわけです。

病気はツラかったですけど、自分の、違う「できること」を開拓できたので、収穫ですね!!!

書く上でやったこと

まず「ルール」をめちゃめちゃ調べました。
「カギカッコの終わりの前には”。”がいらない」とか「”…”は2つ並べる」とかの初歩的なところから。

最低限必要なことを学んだあとは、「こうしたほうがいい」みたいな手法を見てまわりました。
「体言止めは少ないほうがいい」「”ダッシュ(― ― )”が多いとクドい」的な。

大体調べたのはこのくらいです。
あとはまあ、書いてみてから考えよ~~~というゆるい感じでスタートしました。一回やってみないと、出来るのか出来ないのかすら把握できないし、ブラッシュアップするにも「モト」がないとなんともなりませんからね!!!

そして、ちょくちょく某巨大掲示板で、ラノベ作家を目指す人と交流していましたw
「ワナビ」って呼ぶんですよね。今でも呼ぶのかな?(なんでワナビっていうのかは未だ分からず)
みんな一生懸命ですごいな~真面目だな~と思ってました。

ラノベをかなりの量読む知り合いが丁度職場にいたので、相談してみたところ「それならこれを…シナリオが秀逸だから…」と WHITE ALBUM 2 を渡されましたw
ちゃんとやりましたよ。
もどかしい!せつない!!!エエ話でした。

書く上で良かったこと

「小説」というものを、書いたことは無かったんですが、子供の時からかなりの量を読んではいました。完全に読む専

小学校と中学校の図書館にある、物語系は全部制覇しました。
(図鑑とか辞書はスルー!)
空色勾玉・薄紅天女・ 白鳥異伝のシリーズは面白かった、スキ。分厚いけど。

図書館の貸し出し冊数が、普通は2冊なんですが、2冊だと数時間で読んじゃうので、特別に4冊貸し出してもらってました。
でその4冊を帰ってから全部読んで、次の日にまた図書館行って4冊借りると。
ヒマかなwwwww

あと子供の時は物凄く体が弱かったので、頻繁にお休みしてたんですよ。そうすると本読むしかすることがない。
マンガもあったんですけど、マンガって小説とかよりかなり早く読み終わるじゃないですか。次のヒマ潰しを探すのもまた面倒くさい。
時間かかるほうが良かったので、母親が持ってた「八つ墓村」とか「獄門島」とか持ち出して読んでました。推理小説系が好きだったかなあ。横溝正史ももちろんいいし…アガサクリスティもいいね。
小学校の時はグリーン家殺人事件がなぜかお気に入りで…30回くらい読んだかもしれない。

まあそれで、そんな、本ばっかり読んでる生活を子供の頃にしていたので、知らないうちに、文章力語彙力…みたいなものが、付いてたんではないかと。思うんです。

一通り書いて感じたこと

一度書いて応募したらなんか満足してしまって、もう一回書いてみようとか手直しして出そうとかは思わなかったです、勿体ない気もしますけども…

書いてみて一番実感したのは、言ってみたら当たり前なんですけど「一冊の本は一文字の積み重ねで出来ている」ということです。体は剣で出来ているとは関係がないです。

物語のどこからでもいいので、書き出さないと永遠に完成しないんだなというか…スタートせずに、うーんって考えてても進まないなと。

ちなみに自分の書き方は
「ある程度キャラとシナリオを決めて、話の中で大事な部分(ここはいいシーンだとかかっこいいシーンだとか、とにかく自分が書きたい箇所)を先に書いて、それから、そのシーンに辿り着くまでを肉付けしていく」
というスタイルでした。冒頭から書く人もいるんでしょうけども。

出来上がれば過程なんて何でもいいんですよ!!!

書いてる途中で予定してたシナリオが変わってきちゃってもオッケーオッケー!!! 最終的に面白いものになればいいのです。

…という事を、小説を書いたことによって学べました。
とりあえずでも、何かやってみるほうがいいんだなあと。

まあワタシは、このように、見切り発車で前に進めるタイプなんですけど、向いてる書き方進め方は、人によるんじゃないですかねえ。
某巨大掲示板の人々もそんなこと言ってたような気がします。

評価シートについて

今はどうかわかりませんが、ファンタジア大賞の場合、 二次審査のあとに、脱落した一次審査通過者には評価シートが送られてきました。

評価シート内容はこうでした↓5点が満点。
キャラクター:3
オリジナリティ:2
同時代性:2
文章力:4
ストーリー:4

それぞれの項目について、コメントをくれてるんですよ。すごいですね。
なんかありがたいやら恥ずかしいやら…いや、ありがたいです。

いつ書いていたか

その時は、普通に、朝~夕方までのバイトをしてたので、PCの前で書ける時間は夜になるわけです。
でも、ワタシの性格上、すぐダラダラしてしまうので、それだと中々進まないのです。

というわけでPCの前で「ちゃんと書く」ことは早々に諦め…

バイトの通勤に電車使ってたので、電車乗ってる間にスマホのメモ帳でぽちぽち書いて、家に帰ってPC立ち上げたら、そこで主に整形したり、多少言葉を直したり。
また次の日の電車で続きを書くと。そんなスタイルでした。

電車乗ってると、スマホ見るか本読むかくらいじゃないですか。出来ることって。毎日、まあまあの満員電車だったので、本が開けないわけです。そしたら後は手元でスマホをポチポチするしかないと。

ある意味満員電車でめっちゃラッキー。

あとは、寝る前にお布団でゴロゴロしながらまたスマホでポチポチ書いてましたかねえ。
それで大体、 書き終わるまでに3か月くらいでした。

まとめ

書いたことない人は、書いてみるともしかしたら才能に気付くかも。

既に書いてるけどなんか上手く行かない人は、やり方を変えてみたりするのをオススメしますよ!
だって今そのやり方で上手くいってないなら、明日もきっと上手くいかないからね!!!

おわり。

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