いま女性の間で流行っている｢リッププランパー｣を知っていますか？：実は8年前には既に市場に存在していた、ファーストインプレッションは｢毒薬｣だった

1. リッププランパーとは
2. 8年前のファーストインプレッションは毒薬
3. しかし時を越えて今…
4. コンプレックスビジネス
5. 試しに買ってみた
6. まとめ

リッププランパーとは

モノとしてそういうのがある、っていうのは結構前に見ていて、それがどうも今、人気らしい。↓

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どういう効果があるかというと…一般的なリッププランパーだと、トウガラシ成分として有名な「カプサイシン」が入っていて、唇に塗ると、シワが伸びるよ！っていうものです。

8年前のファーストインプレッションは毒薬

ワタシ、紙の通販カタログを眺める(でも買わない)という趣味がありまして…

8年前くらいに…ニッセンとかベルーナとか、そのあたりの通販雑誌だったと思う。
パラパラ見てて、「3個で1万円」というコーナーに、そのリップがあった。
「刺激で唇のシワを無くしてふっくら！」みたいなことが書いてあって…

コワイ！

…って思った。
つまり物理的に腫れさせてるっていうことで…エグい商品が出てきたものだ…と…ｗｗｗ
で、3個で1万円コーナーにあるっていうことは、あんまり売れてないんだろうな？と解釈した。

昔、外国で、ベラドンナのエキス(毒)を目薬みたいに目にさして、瞳孔をムリヤリ開いて魅力的に見せていた…みたいな話に近くて、うすらおそろしくなった…

しかし時を越えて今…

最近流行ってるんだって知って「あの時のコワイ商品だ…！」って思ったｗ
あんまり売れてなかったはずなのに、今女性の間で人気とはこれ如何に？と不思議にもなった。

理由をちょっと考えたんですけども…

おそらく…8年前あたりは、カプサイシンでぷっくりシワ伸ばしリップというものは「アイデア商品」的な扱いで、ターゲットが「アンチエイジングしたい女性」だった。だからニッセンベルーナあたりで見かけたんだと思う。

でも若いコが見る雑誌で…例えば「これから流行る！？あのコと差をつけるアイテム！」とか言って紹介されたら、ワッと市民権を得てしまうんだよね。今はSNS効果も物凄いだろうし。

そういえば8年前はTikTokは存在しなかったなあ…
Instagramはあったけど、今みたいな使われ方だったかっていうとそうでもないと思う。写真と自撮りが好きな意識高い系が使うSNSっていう感じだったかな。当時は。

コンプレックスビジネス

あとは…これは、うまいトコに付け込んでくるコンプレックスビジネスの性質もあるな～と思うんですけど…

友達とかYouTuberさんが「唇のシワを無くすよ！ぷっくり！カワイイ！」っていってこのリップを使っているのを目にしたとします。
そうすると、昨日まで何も気にしてなかったにも関わらず…突然「唇の縦ジワは消すもので悪いもの」になってしまう。
それを見た女のコは、一回気になり始めたら止まらない。お値段はちょうどいい数千円。もう買っちゃうね。すぐにね。

ワタシに関していうと…自分の唇の縦ジワなんて気になったことないし、他人の唇を見て「シワあるな」と思ったこともないｗｗｗ

…かなり前(10年前くらい？)、電車の中に、男性向けデオドラント商品の広告が出始めたんですよ。「あなたはクサイと思われているかも？」みたいなやつ。
「タチ悪い広告だな！！？！？」と思ったし、うまいとも思った。
クサイかも…と一回思わせたら勝ちみたいなもので、数百円のデオドラントスプレー、デオドラントシートをうっかり買ってしまう。

別に人間なんだから多少体臭くらいあっても…まあ、たまにびっくりするような匂いがする人も、確かに、いることはいるんだけどｗ
不思議なことに、そういう、気を付けてほしい人こそこういう広告シカトしがちなの、なんでなんだろうね………