そのうち死ぬ

生きているということはそのうち死にます…w
10年後かもしれないし、はたまた10秒後かもしれない。
「いつ死にます」って分かってるわけじゃないから、何も準備ができないのが困るな~と思うんだ。
来月死にますってなったら、Apple Music 解約しておこうとか、Netflix 解約しておこうとか、Facebookのアカウント整理しておくか、とか色々できる準備はあるけど…
大抵の場合、まああなたが若ければ若いほど、死の可能性については遠いものなので、そんなことを心配しても完全に杞憂ではある。でも確率はゼロじゃない。明日は突然、何かのきっかけで心臓が止まるかもしれない。
そうなった時に、あのアカウントどうなるんだろう…みたいに、走馬灯の中に組み込まれて上がってくることもあるかもしれないw
どうしたらいいんだろう???
現代人独特の悩みだと思う

10年前くらいからちらほら、「自分が死んだらアカウントはどうなるのか?」みたいな話題が出てくるようになりました。
Facebookが「墓場」みたいなこと言ってたのも見たことある。
Facebookは死亡ユーザーが蔓延するデジタル墓場になってしまうのか | ギズモード・ジャパン
少なくとも30年前であれば「アカウント」なんて考えは無かった。
町内会に登録してる、PTA役員だ、近所の図書館の会員カード作った…ダンス教室に月謝払ってる…くらい?w
30年前はガラケーみたいなパーソナルなものは無かったので、「連絡口」が家族共有の固定電話だけだった。つまり、何かあれば家の電話にかかってくることになるので、それによって家族に「何をしているか」が伝わる。
だからその当時は、「子供の人間関係」を親が把握するのは簡単だった。「よく電話がかかってくるあの子と仲が良いんだろう」とかね。
でも今は、どこの誰と付き合いがあるのか、メッセージをやり取りしているのか、まったく分からないと思う。
おおよそのものが、普通の人であれば、やり取りが対面で済むものばかりで、行動範囲も限られたものだった。
だから「SNS上の知り合い」なんていないわけで、「自分が死んだ」っていうことを「伝えないと」と心配することもなく、あそこの家の人、お亡くなりになったらしいわよ、とあっという間に必要な行動範囲に情報が広まる。それで終わり。
インターネットによって、個人の行動選択の範囲が無限大になってしまった。
それは生きている間はまったく問題にならないけど、亡くなってから「足跡」を細かく辿ろうとするのはかなり難しい。
各社の対応

すごいまとめ↓www
それぞれのSNSの対応が分かってありがたいね。
僕が死んだらアカウントはどうなるの?30社のSNSを調べてみた – kakeru(かける)
Googleのアカウントに関してはこんなページが用意されている…
死去したユーザーのアカウントに関するリクエストを送信する – Google アカウント ヘルプ
こちらも興味深い…↓
息子を失ったある家族の出来事 亡くなった家族のApple IDやGoogleアカウントは引き継げるか (1/3) – ITmedia NEWS
でも、これらって、「お亡くなりになった人の知り合いがあれこれする」っていうパターンなんだよね。出来れば手間はかけてほしくない…
あと、「そのアカウントを持ってることを知っている」前提の話だから、知らないアカウントはどうにもならない。死んだらそのまま。
身内が、どこのアカウント持ってて、どのSNSやってるか、把握してます???サブスクどこに登録してるか。
ワタシはなんとなく…そういえば同居人は YouTube Premium に登録してるって言ってたな…くらいのレベルで、全部自信持って答えられるかってなると微妙だし。
そもそも「アカウントは消してほしいのか?残したいか?」っていうのも知らない。前にチラッと聞いたとき、Twitterアカウントに関しては、そのまま残しておいてほしいな~っていうのは確認してある。
でもその他のものは、個別に確認取ってない。
無料アカウントならまあいいけど、サブスク系は、ほっておくと、延々と課金されてしまうかもしれない。
まあクレカ止めれば月額課金はされなくなるんけど。でもそれだって、どのクレカ使ってるのか知らないと止められない。同居人が使ってるの1枚だけじゃなかったはず。財布の中にあるクレカ全部止めたとしても、知らないクレカ使ってるかもしれない。
クレカもまた…ややこしいなあ…w↓
クレジットカード契約者が死亡した時の解約手続きと未払残高への対処法 | 相続税申告専門の税理士法人ファンウォール
解決策

自分が死んだ後に、「多少」色々手続きが発生するだろうということは、どうしようもないと思った。
だから、その手間が発生するのは折り込んだうえで、「できるだけ面倒なことが簡単になるように」準備をしておくことはできそうだ。
これは既にワタシがやってるんですけど、「色々、必要なことを紙に書き出して、その紙がある場所だけは重要な人に伝えておく」です。
紙に書き出す意味は…パソコンの中にテキストファイルで保存しておいてもいいんですけど、パソコンにログインするパスワードがまず、いるよなあと思って。
もしくは、パソコンの中の指定の場所にテキストファイルを保存しておいて、「パソコンにログインするパスワード」と「テキストファイルのありか」をメモした紙の場所を伝えておくとかね。
もちろんパソコンのパスワードを事前に口頭で伝えてもいいですけど、相手が忘れるかもしれないし。
SNSアカウント
登録しているアカウントのIDとパスワードを全部書き出す。
そのアカウントを消したいか残したいかも。
SNS上で交流があった人にメッセージを送ってから消すかどうか。送るならどのアカウントに送るのか。自分が亡くなったことを代理でつぶやいてほしいかどうか。
サブスク
月額・年額課金で登録しているものを書き出しておく。
音楽・映像だけじゃなくて、ストレージサービスとか、ニコニコの有料チャンネル…ウォーターサーバーとかも。
解除するためのID・パスワードはもちろん、どのクレカで登録しているかも。
フリマ系アプリ
メルカリ、ヤフオク、ラクマなどなどのアカウントのIDとパスワード。
自分が死んだのにそのまま出品されているのは問題があるわけですから、取り下げてもらう。必要ならアカウントを消す。
その他サービス
なんだろう。その人によって違うけど。
「お金が入ってる銀行」「毎月積立してる証券会社」?
あと「入ってる保険」も重要だ。
仕事先
会社員さんだったり、どこかでバイトしてるかたは関係ないんですけど、ワタシのような「フリーランス」の場合!
チャットワーク、Slack、メールを介して、何社もの間でたくさんのやり取りがあるようなとき。
今進行している案件があるか確認して、今後どうするか?って聞いてもらわないといけない。どうするかっていうのは、進行中ならそこまでのデータは送るかなど。
関係している会社さん・個人さんの連絡口をそれぞれで書き出しておく。
ここの会社さんはチャットワークでよろしく…
ここの会社さんはメールでよろしく…メール送信はこのGoogleアカウントのメールからどこどこのアドレスに送ってね…みたいな。
とりあえず「今までお世話になりました」とは送ってほしいw
準備は大変

色々必要なことをまとめる前に、まずアカウントの整理、使ってないサービスから退会する、などのことから始めたほうがいいかも…w
なんか惰性で登録しっぱなしのモノがいっぱいあるっていう人は、断捨離に良い機会かもしれない!
半年に1回とか1年に1回の間隔で、「死んだ時用メモ」は見直すのがオススメかな~。
死ぬときのために、身軽になっておいたほうがいいね。
メメントモリ。
※2021/4/4 追記:これ面白い!↓
死去時に遺言を代理ツイートするサービス、ベータ版公開。長文投稿にも対応【やじうまWatch】 – INTERNET Watch