日本人女性がカラコンを着けるのは黒人差別になるか:タブラ・ラサもしくは生物的な嗜好

BLACK LIVES MATTER

世界的にいま大騒ぎですね~デモとか…
もう大体の人は知っているであろう、ジョージ・フロイドさんが白人警官に「不当に扱われて」殺されてしまったという件!

まあ一部で、警官とジョージさんが知り合いで一種の芝居を打ったとか、そういう陰謀論に近いものはありますけど、そういうのは置いておいて、「黒人差別」について。

差別はある

ちょっとぐぐっただけでも、黒人さんが不当に扱われてリンチされたとか逮捕されたとか殺されたとか、たくさん出てくる。

ナショジオの記事とかは詳しい↓
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日本に住んでると良く分からないところあるけど、黒人さんへの差別って中々強いみたい。
日本でも…日本人以外が好きじゃない的な差別は多少あるのかもしれない。やたら中国人韓国人嫌いな人とかもいるもんね。
いや、全体的な「中国」「韓国」のイメージが、世間的になんとなく悪いのは分かる。だけど、個人で見たら良い人もたくさんいるし、まあ人によるとは思うんだな。知り合いの韓国の人すごいいい人だし。

ふと思いついた

いま、去年からちょっとずつ英語お勉強中なんですけど…
色んなところで「楽しんで見続けられる英語コンテンツがあるといい」っていうのを見たので、今年の頭あたりに「じゃあ英語圏のYouTuberでも探してみるか!カワイイ女の子がいいな~」と思って探したところ、エマ・チェンバレンちゃんという子を発見。
よくゲップするしf*ck連発するしメチャメチャだけど、自由な感じがして好きなので見続けてるw

で、そのエマちゃんの動画観てるときに思ったんですよね…
今まであんまり気にしたことなかったんですけど、エマちゃんって、金髪碧眼の、いわゆる「白人女性」なんだなと。

更に考えてみると…もしかするとわたしは、「かわいい女の子」とは思っていたものの、無意識に「”白人の”かわいい女の子」を探していたかもしれない、とも思ったんですよね。

もう少し正直に言ってしまうと、おそらく、黒人さんであれば、チャンネル登録しなかった。

差別か嗜好か

自分が無意識に差別していたかも…?と少し悩みまして。
で、同居人に、これは差別かなあ?と話したところ「好みじゃない?そもそも人間はそういうのが好きなんじゃない?」と言われまして。はあなるほど、好みの問題の可能性もあるのか。と。

つまり、人種どうこうというより、「単純な見た目の美しさ」の話であるかもしれない。

「白人さんは美しい」と言うことは、「黒人さんは美しくない」ということを示さない。白人さんもステキだし黒人さんもキレイだ。
でも、見た目が魅力的なのは、白人さんなのかもしれない。ちょっと言い方が難しいけど。これは差別の話ではなくて、「美」の話。

何年か前に「色素薄い系メイク」が流行ってましたけど、あれはみんな「ロシア人みたいな感じ憧れるな~」って言ってた。
それにはカラコンが不可欠で、カラコン入れると一発で垢抜けた感じになる。むしろすっぴんでもカラコンさえあればなんか雰囲気出る。
あと、黒髪は絶対ダメで…ちょっと色抜いてシルバーかかった感じの黒髪ならあり。アッシュグレーとかが色素薄い系メイクの定番だったかな。おしゃれ。
それに真っ白な肌というのも絶対で、美白な肌が無いと色素薄い系メイクは成り立たない。

そんなことを考えていたらこのようなニュースが↓

世の中に美白商品ってたくさんあるよなあ、と思った。
需要があるから供給があるのかなあ。みたいな。

「逆」の可能性

美白商品があって、売れてた。需要があるから供給があった。
普通に考えたらそうなんだけど、これは逆の可能性がある。色素薄い系メイクもそうだけど。

逆というのはつまり、「供給したいから需要を作っていた」かもしれないということ。

化粧品会社が「やっぱり美白だよね!!!」って押してくれば一般消費者は「やっぱり美白か…美白しよう…!」ってなって、「やっぱり白い肌が最高だよね!」って押してくれば「日焼け止め買わなきゃ…」ってなるw
マーケティングが上手く行った結果、美白ブームだったのかもしれない。

マーケティングの話で広げると…
大体の広告に出てくる女性って白人さんかアジア人だね。美白でなくて「美肌」をうたうような商品であっても、まず黒人さんって採用されてない。だから、消費者がそういうイメージを見続けた結果、美白至上主義みたいに無意識になっちゃってたのかもしれない。

そんなことを考えていた時に見たコチラの記事では、「なぜ日本で描かれたセーラームーンは金髪、青い目、白い肌なのか」と書いてありますね~。

書き手さんは、「白人が優れ、黒人が劣っているとする白人優越主義のような考え方はないのだろうか」と書いていらっしゃるように、そういう論点なのでちょっと違うんですけど。
気持ち的な視点からなので、美しさとかは含まれていない。

ニワトリとタマゴ

セーラームーンの件で言うと…
「金髪、青い目、白い肌」のキャラクターが世に出てヒットした結果、女の子たちは「金髪、青い目、白い肌」がいいな~、と思うようになったのか。もしくは元々「金髪、青い目、白い肌」が好きだからセーラームーンがヒットしたのか。
もはやどちらなのか分からない…

白人至上主義について、今回のこととは関係なく、かなり昔に何かで読んだんですけど、(少なくとも日本人が)白人に対して憧れがあるのは、「ハリウッド」のせいじゃないかっていう見方もあるみたいで。

ハリウッド映画って人気じゃないですか。で大体人気な映画は白人さんがアクションしたりロマンスしたりしてると。もちろんモーガン・フリーマンとか、かっこいい黒人さんが主人公の映画もありますけどね!
モーガン・フリーマン結構すき。

でも実際こういうことも…↓

つまり、映画で必要以上に白人さんを見せられた結果、無意識に、白人さんかっこいい、って白紙(タブラ・ラサ)に刷り込まれた可能性もある。しらんけど(無責任)

そして…そういう映画とかドラマとか、日本のマンガとかでも、黒人さんの使われ方って、おおかた「ちょっと面白いキャラクター」「天然ボケ」「憎めない」「かわいい」みたいなイメージが付けられてる。そして大体サブキャラ。
元がそうなのかは別として、その黒人さんに付けられたイメージを受け取り続けた結果、世間的に、「”カッコイイ” “カワイイ”主人公的な位置なのは、白人さん」だと刻まれたかもしれない。

あくまでもこれは受け取る日本人側の話で。
アメリカとかだと映画がバーンと流行る前から黒人さんに対する差別はあったから、アメリカが「映画によって」変なイメージついてるということはない。

「思想が映画によって伝染した」可能性はある。アメリカ映画界から日本へ。

光と影ではない

これを書きたいためにここまで書いたw
まあ支離滅裂だけどいいでしょう、個人ブログだからね!

「白人さんってきれいだな」と思うことにより美白商品を買うということが差別になり、それが同時に「黒人さんは美しくない」ということを指すのであれば、何かを「美しい」と言えなくなってしまわないかと。

「任天堂のゲームは面白い」と言ったからといって「スクエニのゲームはつまらん」ということにはならない。
任天堂もスクエニも面白い。

「コーヒー好きなんだよね」とTwitterに書いて「スムージーがダメだっていうんですか!!!」ってクソリプ飛んでくるみたいな。無茶苦茶な話ではある。

だから、美白商品をラインナップから消すとかは正直なところ、やりすぎでは…と思う…w 白くしたい人はすればいいと思うんだけどなあ。

まとまってないまとめ

(少なくとも日本人が)(ていうか他の国の人のこと良く知らない)美白に憧れる人が多いのは、メディアとマーケティングの刷り込みかもしれないし、元から好みがそうなのかもしれない。

美白したい人はすればいい。
でも誰かが美白じゃないからといって、蔑むようなことはしたらいけない。

本来の「差別をなくす」って、そういうことじゃないのかなあ???

「違いを認めて共存する」のが一番平和的だと思うんだけど。
「差を付けないように働きかける」のってなんか違うよね?

あれ? ゆとり教育かなwww

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